私のお仕事「パーティーレセプタント」
こんばんは。何もやる気が起きない時は少しお酒を飲んでいい気分になり、その途端にテキパキ動けるようになっていつもはやらないようなところまで掃除をしてしまうアンナです。
月日が経つのは早いもので、もう3月となりましたね。暦の上では春なのですが、まだまだ寒い日は続いています。暖かくなるのは3月後半からでしょうか。
私はスギの花粉症なのでこの時期は毎年辛いのですが、それを抜かせば春という季節が大好きです。
どれくらい大好きなのかというと、ひとりで上野へお花見に行くぐらい好きです。(昨年の話)
たくさんのカップルや家族連れ、大学生のウェイウェイ軍団を横目にしてひとりで桜を観ながらほっこりした気分を味わいます。
又、桜目当てにやってきた外国人と写真を取り合ったり話をしたりして楽しみます。ついでに一緒にビールを飲んだりもします。
その時はちょうど国立西洋美術館で「ラファエロ展」なんかもやっていました。
何もすることが無くて暇だ~!と思ったらこれからの季節は是非、桜や美術館を観に上野へ!!
私が自信を持っておすすめ出来るプランです。
さてさて、今日は私がバイトとして働いている「パーティーレセプタント」という職種についてお話しようと思います。
何故話そうと思ったかというと、私が普段友達に「アンナって何のバイトしてるの~?」と聞かれて「パーティーレセプタントだよ~」と答えても、大抵が「?」だからです。
というのも、この「パーティーレセプタント」はわりと最近出来た言葉らしいのです。
レセプタントは、今までコンパニオンと呼ばれていた職業であり仕事内容です。しかし、コンパニオンという名称はホテルなどの接客業のみならず風俗業者なども広く使用してきたことからイメージや品位が汚されたとして、現在ではホテルなどのパーティや宴席に派遣される人に「レセプタント」という呼称が使用されるようになっています。
レセプタントは、日本バンケット協会の登録商標です。他団体が勝手に使用することは法律違反になりますので注意しましょう。しかし、そのおかげで今後はレセプタントといえば、ホテルなどの格式高いパーティーや宴席に派遣される接客の女性というクリーンなイメージが定着していくと思われます。
(女性の仕事!レセプタントってなんだろう より引用)
とまぁこんな感じで、名称が改正されていたそうです。
ちなみに「レセプタント」という言葉は、Reception(接待、歓迎、応接)とAttendant(付添人、随行員、案内係)という2つの単語を組み合わせて作られた言葉だそうです。
レセプタントとして仕事をして一番大切にしているのは、細かい気遣いです。
レセプタントはパーティに華を添えるとよく言われますが、レセプタントは逆に目立ちすぎてはいけないと思っています。お客さまがパーティーや宴席で心地よく過ごせるよう一人ひとりを見ながらのさりげない気遣いこそが大切ではないでしょうか。
あくまでパーティーの中心はお客さまであり、お客さま方の会話がはずみ気持ちよく帰っていただくよう心がけています。たばこを吸うお客さまにさりげなく灰皿を出したり、飲み物の減り具合に気を配ったり、そしてお子様がいらっしゃる場合にはまた大人とは違う気配りを心がけたり・・・。
派遣される先での一期一会を大切にすること、それがレセプタントの仕事ではないかと思っています。
(女性の仕事!レセプタントってなんだろう より引用)
レセプタントのお仕事は、一流ホテルや会館、旅館等で行われる大小宴会で料理やドリンクのサービスを行う仕事で、働きながらテーブルマナーや接客マナー、礼儀作法が身につく素敵なお仕事です。
接客マナーや礼儀作法、着物の着付けやテーブルマナーまで覚えられます。
まぁ要するにパーティー会場でお客様の接待をするわけなのですが、これが意外と大変なのです。勤務時間は大抵は2時間程なのですが、私たちレセプタントはパーティーが始まる1時間以上前に会場入りして、まずはドレスやスーツに着替えます。(ドレスやスーツとか言うとキャバ嬢みたいな派手やかなものを想像する人もいるかと思いますが、ビックリするほど清楚です。気になる方は引用したホームページを見ると分かると思います。)
この時、ついでにメイク直しもします。
身支度が整ったら次は会場側のキャプテンとパーティーをセッティングして下さった幹事様と打ち合わせをします。内容は、パーティーの流れや食べ物飲み物の詳細や誰を重視して接待するかなど様々です。
そして、パーティーが始まる10分前程度にスタンバイをしてお客様のお出迎えをします。
とても気を遣う仕事なので、たかが2時間でも内容は濃いものとなります。
実際に働いていて特に苦戦したことはトーク力です。
お客様と会話する際に少しでも楽しんでもらうためには、時事ネタはもちろん、地方から来るお客様もたまに居るので地域ネタに詳しいことが求められると思います。
ここで、中学や高校で学んだ「政治経済」や「歴史」や「地理」などがとても役に立ちます。
そして真面目に勉強してこなかった私は後悔することになります。(泣)
ひとつでもいいので何か持ちネタがあると強いです。
ちなみにこのお仕事のお給料は、時給換算すると私の場合は3500~4000円です。会社によって異なるようですが、大体これくらいが普通だと思います。
レセプタントの仕事をするメリットは、
- 気が回るようになる
- 料理を綺麗に取り分けられるようになる
- 会話の中でお客様から学ぶものがある
- 上品な言葉遣いが身に付く
- お酒の種類や料理名をたくさん知ることが出来る
- テーブルマナーや着付けを教えてくれる
- たまに有名人に会える
- 色々な高級ホテルや会館に行けるので面白い
などなど。
逆にデメリットは
- 仕事が不定期(冬は多いけど夏は少ない)
- 毎回場所が違うので移動に時間がかかることがある
などですかね。。
私の場合、職場の仲間はほとんど年上で30代が比較的多めに感じられます。
女同士の派閥などは特に無く、皆さんとても優しくて上品な方ばかりです。
私の会社は何故だかお嬢様や高学歴な方が多いです。私はどれにも当てはまらないので何だか申し訳ないです。
上下関係は多少あるので先輩には基本的には気を遣います。特にエレベーターに乗る時なんかは席で言う「上座」と同じく順番があるらしいので意識します。
4. エレベーターの上座
エレベーターの上座は、①→②→③→④の順になります。
操作ボタンの前が下座です。
お客様をエレベーターにご案内する時は、先にエレベーターに乗り込み、「開く」のボタンを押してお客様を招き入れます。先にお客様に乗っていただく場合は、外のエレベーターのボタンを押してお客様をご案内します
(上座・下座|ビジネスマナー講座 より引用)
私はレセプタントを始めて約1年が経ちましたが、新たな発見や反省は日々増えています。
仕事ですから大変な部分はどうしてもあるのですが、その分学べることがたくさんあるので女性の方は是非、経験してみて下さい。
この記事で少しでもレセプタントのお仕事がどういうものなのか分かっていただけたら嬉しいです。
では!!